白髪の原因と白髪染

白髪の原因

髪の毛は三層になっています。
一番内側が毛髄質、その上が毛皮質、一番外側が毛小皮となっています。
毛髪の色を決定しているのがメラニン色素です。
メラニン色素は主に毛髄質と毛皮質にあります。
メラニン色素には黒または茶褐色のユーメラミンと赤褐色または黄色のフェオメラミンの2種類があります。
この働きによって、毛髪の色が決まるのです。
この色素が毛皮質にない髪が白髪となります。
メラニン色素は毛根にある細胞でつくられます。
年齢を経るにつれ、この細胞の働きが衰え、メラニン色素が失われると、白髪がふえるのです。
これが、老人性の白髪と言われるものの原因です。
これとは別に若白髪はほとんどが遺伝性のことが多く、メラニン色素をつくる組織が弱いため白髪になります。
また、このメラニン色素を生成するために必要な栄養素が不足していると、白髪になりやすくなります。
カルシウム・亜鉛・アミノ酸・銅などの髪の毛の健康を維持するための栄養素を含んだ食材を毎日の食卓に取り入れるといいようです。
別の原因として、なんらかの強いストレスで、メラニン色素をつくる細胞が働かなくなり、髪の途中から白髪になるということもあるようです。
処刑されたマリーアントワネットも一夜にして白髪になったという話もあります。
一夜にして白髪になることはないようですが、ストレスによって脱毛や白髪の増加がおこることは十分ありえます。

特にこのストレスの多い世の中、皆様十分にお気をつけください。

 

女性の白髪

女性の人は年齢とともに体の働きが変わってきます。
その影響で白髪が増えるということはあるようです。
女性特有の白髪の原因があるということを意味しています。
女性は更年期を迎えるころになると、白髪が増えてくるのです。
女性だけではなく、白髪の原因としては年齢による色素細胞の働きの衰えもあります。
人によってその程度は違いますが、気になる人は白髪染めなどをしてみてはどうでしょうか。
注意しなければならないことは、白髪染めが毛根の部分にまで浸透しますから、毛根を傷める場合があります。
毛根が弱りますと、色素細胞の働きも衰えることになりますから、余計に白髪が増えてしまうということになります。
年齢とともに増えてくる白髪は、皺と同じようなものですから、完全になくすことはできないということです。
白髪染めをするという方法ではなく、色素細胞の働きを良くするということも考えられます。
色素細胞の働きをよくするための育毛剤なども販売されているようですが、現時点では決定的なものはありません。
コンブなどを食べると髪が黒くなるということは昔から言われてきたような気がしますが、これについても真偽のほどは不明です。
コンブ自体は栄養が豊富ですから体に悪いということはありません。
しかし、白髪を減らしてくれるという明確な効果は確認されていないのです。
白髪は年齢とともに増えるのですから、それに逆行しようとしても無理というものです。
白髪が自分の人生の長さを示しているのだといった前向きなとらえ方をしてみてはどうでしょうか。

年をとっても真っ黒の髪というものも、違和感を覚えるものです。

 

白髪の原因

白髪はどのようにしてできるのでしょうか。
年齢にも関係あるでしょうが、黒い髪がふさふさの人もいれば真っ白になってしまっている人、白黒まだらの人と言った具合に様々です。
明らかに個人差があるようです。
昔から白髪になるとはげないと言われていました。
それは本当のことなのでしょうか。
そもそも、黒髪はメラノサイトという細胞がメラニン色素を生成して、それが黒く見えるというものです。
白髪ではメラニン色素が生成されない状態なのです。
メラノサイトの働きが悪くなることで、白髪が増えてくるということなのです。
それでは、メラノサイトの働きが悪くなる原因はどのようなことでしょうか。
詳しいことは現代でもわかっていませんが、いくつかの要因と考えられているものがあります。
まずは、遺伝です。
髪の毛というものは遺伝の影響を受けやすいことでも知られています。
親が白髪であれば、子どもが白髪になる確率は高いと言えます。
次に年齢によるものです。
メラノサイトと言う物質は年齢とともに働きが悪くなってきます。
そのため、高齢者に白髪が多いのです。

それから、ストレスです。
極端なストレスで髪の毛が真っ白になってしまったという話を聞いたことはないでしょうか。
ストレスは髪の毛と言ったものにはすぐに影響してしまうのです。
その他にも原因はありますが、基本的に白髪を予防することは難しいと考えられています
頭皮が傷んでいる場合は白髪よりも抜け毛が心配になるのではないでしょうか。

 

健康管理と健康増進


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