白髪の原因と白髪染

白髪を減らす

白髪が増えて困っているという人はどのくらいいるのでしょうか。
もちろん、年齢とともに白髪は増えてくるのですが、まだ若いのであれば何とかしたいと考えることでしょう。
白髪になってしまった髪の毛を黒くするということは、単に髪の毛に色を付けるということですから、比較的簡単です。
しかし、それは原因を取り除いたわけではありませんから、抜本的な解決には程遠いと言えるでしょう。
本当に解決したいと考えているのであれば、原因に関係していると考えられる髪の毛の根元である頭皮や色素細胞というものに目を向けなければなりません。
髪の毛を黒くしているものはメラニン色素ですが、その色素を作っているのが色素細胞です。
メラノサイトと呼ばれています。
白髪の原因として考えられることは、このメラノサイトの働きが通常の人よりも弱くなっているということなのです。
それでは、どのような時にメラノサイトの働きが弱くなるのでしょうか。
誰でも実感していることですが、一つには老化があります。
これは簡単には対策は打つことができませんから、その他の対応を考えてみましょう。
細胞の働きが弱くなるということは、その細胞に十分な栄養が供給されていないということが考えられます。
つまり、体全体が不健康な状態にあるということです。
健康な体を維持するにはどうすればよいのでしょうか。
このことは白髪のことだけではありません。
健康は美容にも絡んできます。

体の中から美しい人は、白髪にもなりにくいということなのです。
白髪は美肌と同じことなのです。
白髪を治したいと考えるのであれば、美肌になることを考えればよいのです。

 

 

白髪の予防

白髪というものは年齢とともに増えていくということは、事実として認識しなければなりません。
原因は老化ということです。
体の皺が増えていくのと同じように白髪が増えていくのです。
黒い髪を維持するということは体の中のエネルギーを使わなければならないということですから、そのエネルギーの元が少なくなっているということなのです。
それでも白髪の進行を少しでも遅らせたいと考える人は多いでしょう。
その対策は髪の毛の表面に対する対策と、体の内部への働きかけの二通りが考えられます。
髪の毛の表面に対しては白髪染めということです。
これは白髪の原因を治すのではなく、働きが弱くなってしまった色素細胞の代わりに染料を使って色素を補うということになります。
原因の除去ではなく対処療法と言えます。
しかし、現実的には原因の除去は簡単ではありませんから、対処療法をすることが大きな効果が期待できるのです。
もう一つの体の内部への働きかけです。
老化の原因としてコラーゲンの不足ということをよく聞くでしょう。
美容のために行うことはそのまま白髪の予防になります。
白髪というのは頭皮の老化によるものだからです。
コラーゲンを補うことができれば、皺を少なくすることができますし白髪も少なくすることができるのです。
しかし、どのようなことをしても老化という現象を食い止めることは不可能です。

白髪になったからと言って不具合があるわけではないのです。
そのようにおおらかな気持ちでいることも大切でしょう。

 

 

ダイエットの影響

ダイエットと白髪には密接な関係があります。
それを説明しましょう。
ダイエットと言っても、肥満体質の人が減量するという場合は話が別です。
肥満体質であれば、そのこと自体が体にとって悪影響なのですから、ダイエットはそれを改善する手段として有効なものなのです。
白髪と関係するダイエットとは、過度なダイエットのことです。
過度なダイエットの場合は、体の栄養分の不足を招いてしまうということなのです。
人間のからだの仕組みは巧妙です。
栄養を摂取すると、命を守るために必要な部分から順番に栄養を分配していくようになっています。
頭皮のすぐ近くにある脳には一番先に栄養が分けられるのですが、頭皮は一番後回しになってしまっているのです。
人間の体の中で、頭皮があまり重要視されていないということでもありますが、頭皮の状態を知ることで体の不調を知ることができるということでもあります。
言い換えれば髪の毛の状態は体の健康を知るためのバロメーターの役割をしていると言えるでしょう。
そのような観点から白髪の原因というものを見てみるとよくわかるでしょう。
栄養バランスの悪い食事を続けていると、白髪になるということが当たり前と考えられます。
過度のダイエットで白髪になるということは、体の中の栄養が不足しているということなのです。
十分な栄養を摂らずにサプリメントばかりに頼っているような食事は、すぐに改めることが大事です。
頭皮や色素細胞などにとっては、十分な栄養の供給が一番よいのですから、その逆のことをすれば白髪の原因を作っているようなものです。

男性でも女性でもやせ過ぎというものは体にとっては良いことではないということです。

健康管理と健康増進


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