白髪と食生活
誰でも若い時は白髪になりたくないものです。
年齢とともに白髪は増えてくるのですが、その仕組みを知ることで少しで予防することができるかもしれません。
また、原因を知ることで白髪を予防するということができるでしょう。
原因の一つとして頭皮が不健康状態にあるということがあります。
白髪を防ぐということは頭皮を健康に保つということに他なりません。
頭皮の健康はコラーゲンがポイントになっています。
コラーゲンは美容の話の時にも出てくると思いますが、年を取るということはコラーゲンが減少するということを意味しています。
若い時には体内でコラーゲンが生成されています。
コラーゲンの生成を妨げているものは活性酸素と言われています。
活性酸素の働きが活発になることでコラーゲンが生成されなくなっていくのです。
ですから活性酸素を弱める働きをするものを増やせばよいという理屈になります。
それはビタミンEやビタミンCと言われています。
ごく一般的なビタミンですから、日常の食事の中で摂取することができます。
ビタミンCは果物や野菜に豊富に含まれています。
それからビタミンEはウナギなどに含まれているようです。
ウナギは毎日食べることはないでしょうから、その他でビタミンEが含まれる食物を調べてみるとよいでしょう。
頭皮はそのようなビタミンで元気になります。
毛髪自信は毛根が栄養を吸収します。
血行を良くしておくことが大事です。
具体的にはビタミンEやマグネシウムが必要になります。
血液によい食物を取るということで調べてみてはどうでしょうか。
髪の毛そのものはたんぱく質で作られていますから、それらの栄養も必要になるでしょう。
要するにバランスの良い食事を心がけるということが白髪の原因をなくすということなのです。
白髪を防ぐ
年齢とともに白髪になるのは、ある程度はやむをえないということはあります。
しかしながら、まだそのような年ではないということであれば、何らかの原因がありますし、その対策を考えるべきでしょう。
原因を考える前に、白髪になるのはどのような人かを考えてみましょう。
昔から、白髪の原因のひとつは遺伝であるという説があります。
また、白髪を抜くと増えるという話もよく聞きますね。
これらは実際のところ本当なのでしょうか。
まず、白髪と遺伝の関係ですが、正直なところはっきりは分かっていないようです。
遺伝によって髪の質や色などが親と似ているということは、間違いないですから、白髪になりやすさと言ったものも遺伝に無関係とは言えません。
しかし、現代の医学ではその因果関係を証明できてはいないということです。
それから、白髪を抜くと白髪が増えるということですが、これは明らかに嘘です。
ただし、白髪を抜くということは毛根や頭皮に少なからずダメージを与えてしまいますから、抜くことはよくないと言えます。
白髪は毛根が傷んでいるのではなく、色素細胞の働きが弱くなっているのです。
白髪であっても毛根はしっかりしているでしょうから、抜くともったいないということになりますね。
また、一夜で白髪になってしまうという話もよく聞きますね。
これは嘘です。
白髪というのはメラニン色素がない毛髪ですが、一度黒くなった髪からメラニン色素がなくなるということはないからです。
髪の毛が伸びてきて、その部分から白髪になるということはありますが、それは徐々に白髪になっていくということです。
白髪と栄養
白髪になる原因として頭皮の栄養不足があります。
体の栄養バランスが崩れていると、頭皮に十分な栄養が行き届かなくなります。
頭皮に栄養が不足すると色素細胞と呼ばれる細胞の働きが弱くなるのです。
色素が不足して黒髪が白髪になるということなのです。
体のことを考えるのであれば、バランスの良い食事と規則正しい生活が一番です。
白髪に限らず、薄毛の人なども頭皮が荒れている場合が多いようです。
体の調子が悪い時には、目につきやすい頭髪などに影響が表れやすいのかもしれません。
人間の体の不思議ということでしょうか。
規則正しい食事というものは基本なのですが、白髪予防に効く栄養というものはどんなものでしょうか。
残念ながら現代の研究では、明確な答えは出されていないようです。
コンブやわかめと言ったものが何となく髪の毛によいという気はしますが、間違いなく聞くという証拠はないのです。
あなたの日頃の食事を振り返ってみましょう。
ビタミンやミネラルと言ったものが髪の毛によいと言われています。
一日の内にどのくらいの栄養を取っているかを調べてみることもよいでしょう。
たくさんの種類の栄養素を取るように心がけてください。
このような話をすると、通常の栄養教室とかわりありません。
そうなのです。
白髪だからと言って、特別なことをする必要はないのです。
健康な体であれば、白髪の原因になるようなことはないのです。
ストレスを溜めないで健康的な生活をするようにしましょう。