白髪と健康
白髪の原因として年齢による老化と言うことが一番なのですが、その他の原因を考えてみましょう。
髪の毛は毛母細胞によって作られています。
毛母細胞に栄養が十分供給されているかどうかで、髪の毛の質が決まってきます。
また、色素細胞の働きによって、髪の毛が黒くなっています。
つまり、色素細胞が働かなくなると白髪が増えるということになるのです。
色素細胞は年齢とともに働きが弱まってくるということは医学的にも解明されているのですが、その傾向を遅くする方法があれば白髪の予防ができるということになります。
色素細胞の働きを促すためには体の健康が大事です。
ストレスと言うものは体のさまざまなところに影響を与えます。
よく言われるのはストレスで胃が悪くなるということです。
胃はストレスに弱いのですが、頭皮も同じようにストレスに弱いといわれています。
精神的なストレスが続くことで、円形脱毛症になるという事例を聞いたことはあるでしょうか。
白髪も同じようにストレスによって増えてくるのです。
ストレスのない生活を送ることが一番ですが、現代社会においてそれは無理と言えます。
ですから、ストレスを解消する方法を自分なりに見つけておくことが大事でしょう。
ストレスをため込まずに適度に発散させるということなのです。
精神的なストレスだけではなく、身体的なストレスも同じです。
身体的なストレスと言うのは、いつも体が疲れているような状態や睡眠不足です。
白髪の予防
白髪は年齢とともに増えてくるということは避けられないとしても、何とかして少なくしたいと考えるのは誰でも同じことでしょう。
白髪を防ぐために原因を知ることと、何ができるのかを考えなければなりません。
そのためには、白髪と言うよりも、頭皮全体を健康にすることを考えましょう。
頭皮を健康に保つには、皮膚の健康と同じようにコラーゲンを摂取することが大事です。
コラーゲンは細胞の張りを保つために大切なものなのです。
食べ物で言いますとウナギとか豚足にたくさん含まれているといわれています。
コラーゲンが年齢とともに減少することが原因となって、しわも増えてきますし頭皮も張りがなくなってくるのです。
ビタミンEを摂ることで活性酸素の働きを抑えることができます。
その結果、コラーゲンの減少を抑えることができるのです。
ビタミンEはウナギとかアーモンドに豊富に含まれています。
栄養だけであれば、毎日ウナギを食べたらいいかもしれませんね。
頭皮の健康の他に毛母細胞の栄養不足に気をつけなければなりません。
毛細血管の血行を良くすることで、常に栄養が供給されるようにしておきます。
具体的にはビタミンEとマグネシウムが必要と言われています。
牛レバーなどに豊富に含まれています。
その他の栄養素としてはアミノ酸があります。
髪の毛を元気にする元としてケラチンというたんぱく質があります。
ケラチンを作るためにはアミノ酸が必要なのです。
大豆や赤身の肉を食べることでアミノ酸は補うことができるようです。
白髪の嘘
白髪を抜くと増えるという話は昔からよく耳にしたような気がします。
これは本当なのでしょうか。
これは全くのウソです。
医学的にも証明されていることです。
そもそも白髪というものの発生を考えてみればわかるのですが、白髪は色素細胞の働きが弱くなったために白髪になっているのです。
色素細胞は毛根とは直接関係ありませんから、白髪を抜いても何の変化もないのです。
白髪を抜くということによって、頭皮がダメージを受けてしまうということは考えられます。
それによって髪の毛が少なくなってしまうという心配はあるかもしれません。
白髪というものは黒い髪になりそこなった髪の毛です。
髪の毛は元々白髪なのです。
頻繁に白髪を抜いても、髪の毛が少なくなったりしていないのであれば、十分元気な髪の毛ということができるでしょう。
白髪に関するもう一つの話です。
白髪の人ははげないということも聞いたことがあるのではないでしょうか。
これも嘘です。
医学的な根拠は何もありません。
白髪になるということは、頭皮が何らかの異常を示しているということですから、原因を考えた時には白髪だとはげるということの方が真実に近いような気がします。
どちらにしても、白髪とハゲは関係ありません。
あなたが白髪になっているのであれば、その原因があるのですから、現実的に効果のある方法を試してみなければなりません。
うわさに惑わされることなく、自分で白髪の原因についての情報を収集することから始めましょう。
毎日の手入れをすることで、頭髪というものは元気になるのです。