白髪になる病気
白髪の原因としてはいろいろあります。
年齢を経るにしたがって白髪が増えてくるということは一般的なことですが、これを防ぐことは現実的にはできません。
しわを無くすということと同じことなのです。
老化の一つとして白髪があるということなのです。
その他に、病気が原因で白髪になってしまうということはあります。
また、病気を治す薬の副作用によって白髪になるということもあります。
白髪の原因となる病気としては慢性的な胃腸の病気、貧血症、甲状腺の病気といったものがあげられます。
日本人ではほとんどないでしょうが、マラリアなども白髪になると言われています。
病気の影響で白髪になるという場合は、それを防ぐということはできません。
なぜならば、病気を治すことが唯一の防止策となるからです。
しかし、これらの病気に共通して言えることがあります。
それは体の内部が慢性的に不健康な状態になっているということです。
もちろん病気なのですから仕方のないことではあります。
白髪というものは頭皮や色素細胞の状態を表していると考えることができます。
血行が悪かったりすると、色素細胞の活動が弱くなってしまうことが考えられるのです。
白髪を治すということで、白髪染めなどを使う人もいるでしょうが、その裏にある真の原因を除去することが必要ではないでしょうか。
老化とともに進む白髪の場合は、ある程度はあきらめなければなりませんが、若いうちの白髪にはそれなりの原因があると考えるべきでしょう。
血行が悪いとか、栄養が足りないといったことについて心当たりがないかを、自分で考えてみましょう。
白髪染め
白髪が気になりだしたら、白髪染めを考える人は多いでしょう。
白髪染めにはいろいろな種類がありますが原因を取り除くわけではありません。
一番ポピュラーな方法であるカラーリングの紹介をしましょう。
カラーリングは髪の毛を染めるということにほかなりませんが、自分の好みの色に染めることができます。
黒髪の元であるメラニンを分解した後に染料を入り込ませることによって髪の毛を染める方法です。
この方法の場合は、髪の毛の中まで染まりますから本格的な染め方と言えます。
髪の毛の内部まで染めるのではなく、表面だけを染めるという方法もあります。
それは、ヘアマニキュアと呼ばれる方法です。
爪に色を付けるマニキュアと同じ要領で、髪の毛に色を付けるというやり方です。
表面だけに色が付いた状態ですから、ヘアカラーに比べますと手軽にできるようです。
手軽な分だけ長持ちしません。
髪の毛が伸びてきたら、元の白髪に戻ってしまうことになります。
もっと手軽な染め方は、スプレーで染めるという方法です。
これは簡易的な方法ですから、一日で落ちてしまうものです。
自分の白髪の状態や、必要の度合いに応じて使い分けることを考えてください。
いずれの場合も髪の毛に対して何らかの作用をするのですから、頭皮にとってはよいこととは言えません。
ですから、あまり刺激が強くない成分のものを使用するようにしたいものです。
表面的な白髪の解決方法を考えるよりも、根本原因を見つけて、それを改善することが一番いいということは間違いないことなのです。
白髪と年齢
年齢と共に白髪が増えてくるということは、誰でもが経験として理解しているのではないでしょうか。
だからこそ、若い時の白髪が気になってしまうのでしょう。
年を取るとコラーゲンが不足するということはよく言われていることです。
これが一般的に言う老化です。
若い時に白髪になるということは、毛髪に関して老化が始まっているとも言えます。
ストレスや病気など、比較的に原因が分かっている場合は別ですが、これと言って原因に心当たりがないのであれば、毛髪のことをじっくりと考えてみたほうがよいでしょう。
若白髪というものは、個人差があるものです。
気にする必要はないと考えられますが、長年にわたって白髪が生えているのであれば、栄養状態などに原因があるかもしれません。
白髪の原因は色素細胞の働きが弱まっているということですが、その原因として一番に考えられるのが栄養不足なのです。
毎日の食事を振り返ってみましょう。
毎日規則正しい食事をしていますか?
バランスの取れた食事ですか?
頭髪が健康になるということは、体が健康であると言うことにほかなりません。
体が不健康な状態で、頭髪だけが健康になるということはあり得ないと考えて間違いないでしょう。
また、ストレスに対して頭髪は敏感に反応するようです。
ストレスが溜まると、体の内部と表面で異常を知らせるような作りになっているのかもしれません。
ストレスは溜めないほうがよいに決まっています。
これも頭髪に限らず、一般的な健康の指針として言われていることなのです。