くびれを作る方法

様々な運動が、腰のくびれを作る為に試されています。
多くの女性は、一度くらいはそういった運動を試したことがあるでしょう。
腹筋運動をはじめ、ツイストなどを含めた多くの運動、エクササイズが、腰のくびれを作る為に有効だと謳われ、紹介されています。
ただ、その中には実際に効果が出るものもあれば、くびれを作るのにはあまり向いていないという運動もあります。
せっかくくびれを作るのですから、できればそれに特化した運動で効率よく作りたいものですね。

では、どんな運動が効率よく腰のくびれを作れるのでしょう。
一番お勧めなのは、ヨガです。
なぜなら、ヨガの基本は腹式呼吸にあるからです。
腹式呼吸は、おなかの筋肉の縮小を利用して呼吸を行うというものですね。
よく歌のレッスンを行うときなどに、この腹式呼吸をするように指導されます。
腹式呼吸というのは、基本的におなかの筋肉を刺激し、脂肪を燃焼させる効果があるのです。
いかにおなか周りの脂肪燃焼に向いているかというのが、よくわかるかと思います。

また、ヨガ自体、静止する時間が非常に長い運動です。
その為、脂肪燃焼には最適の運動なのです。
脂肪は、瞬発力を要する激しい運動より、じっくりと負荷をかける方が効率よく燃焼していきます。
よって、ヨガは非常にダイエット向き、特にウエスト周りのダイエットに向いている運動といえるのです。

特にお勧めなのは、ねじりのポーズですね。
腰をねじって、そのまま静止するというものです。
わき腹の脂肪が燃焼されるので、くびれ作りには最適です。

体のラインを絞る方法のひとつとして、ピラティスという名前も最近よく聞かれるようになりました。
ピラティスは、ヨガにも似ている事から、よくヨガとセットにされていますが、実際には別物です。
ピラティスというドイツの人が広めた兵士のリハビリの為に作られた運動で、それが現代になってダイエット用の運動として利用されているのです。

ピラティスの特徴は、インナーマッスルを鍛える運動であるという点です。
インナーマッスルというのは、外見上の筋肉ではなく、内部、深層部の筋肉です。
その為、腕立て伏せや腹筋、背筋などといった基礎的な運動だけでは鍛える事ができません。
独特の運動法が必要となります。

そのインナーマッスルを鍛える作業が、腰のくびれを作る一助となります。
というのも、外見にゴツゴツした感じが現れないにもかかわらず、しっかりと筋肉はついているので、結果的にスラッとした体型のままで代謝をよくする事ができるのです。
まさに、ダイエット、そして腰のくびれの為の運動といっても過言ではないくらい、ピッタリの運動です。

ピラティスは近年、知名度を増してきているので、解説本やマニュアルといったものが多数発行されています。
また、DVDのリリースもあり、ビジュアル的にこんな運動をすればいいというお手本が確認できるので、非常に便利です。
綺麗なくびれを作りつつ、健康的な体を手に入れたいという人には、このピラティスという運動がお勧めです。

メタボ健診が始まって以降、内臓脂肪への関心が非常に高まってきています。
実際、内臓脂肪は非常に厄介なもので、指でぷにぷにと確認できる皮下脂肪と違い、見た目では全くわからないという点はとても怖いです。
見た目ではちょっと小太り程度の人が、実は内臓脂肪が付き過ぎていて、それが原因で糖尿病にまで発展した…なんていう事も、十分ありえるのです。

そしてこの内臓脂肪は、腰のくびれを作る際にも大敵となります。
一見、内臓脂肪はあまりくびれとは関係ないように思えます。
あまり、外見に表れるものではないですから。
ですが、実際にはそんな事はありません。
内臓についた脂肪によって、表面の脂肪がないのにくびれが作れないという状況になるケースは非常に数多く見受けられます。
普通の体型の場合はともかく、くびれのようにかなりギリギリまでラインを削る場合、内臓脂肪による内臓の膨らみも大きな障害となるのです。

また、内臓脂肪がついている事で新陳代謝が悪くなり、腰周りの皮下脂肪を落としにくくなるという悪影響も生まれます。
こういった様々な要因があるので、内臓脂肪はくびれの大敵と言えるのです。

この内臓脂肪はどうやって効率よく落とせるのかというと、結局のところ、運動と食事につきます。
サプリメントを摂取し、脂肪が少なく、分解力がアップする成分を含んだ食品を摂り、適度に運動する。
これしかないと考えていいでしょう。
脂肪吸引などの外科的な方法で除去する事はできませんので、努力と継続がすべてです。